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こよみのお話〜第一夜〜
グレゴリオ暦2月1日。旧暦ですと師走の二十五日。
と、いつもグレゴリオ暦と旧暦の日付からはじまるこのブログ。
今日からはシリーズものとしてちょっと「こよみのお話」をさせていただきます。

あるヒーラーさんが僕にこうおっしゃいました。

「グレゴリオ暦はただ日付を知るためだけの記号。
 旧暦はこよみとしての意味があるんですよ。
 その意味を知ることで季節感ある生活や
 心にゆとりのある生活ができるかもしれないんです

その時は旧暦などに興味がなかったのであまりピンとこなかったのですが、
こういう商売を始めたからか、はたまたただ単に歳をとったからなのか(笑)
ここ最近、「こよみがもつ意味の大切さ、楽しさ」がわかってきました。

例えば、旧暦の1月は「睦月」といい、2月は「如月」
その呼び名の由来には諸説ありますが、
そこには1番目の月、2番目の月という順番以外にも意味があります。
また、旧暦には季節を感じさせてくれる二十四節気があり、
それをもっと細かく区切った七十二候があります。
それどころか九星や六曜、十二直や二十八宿、
陰陽五行論からくる十干、十二支、六十干支まであり、
それを基にして日の吉凶まで占うこともできるのです。

おそらく興味がない方や、もしかしたらちょっとご興味がある方も
遥か後方まで置き去りにしてしまう危険性があるこのお題ですが、
しばらくの間お付き合いいただけたら幸いです。

ということで、前フリが非常に長くなりましたが、
(はい、今までのは前フリなんですよぉ)
本日のお話。

そもそも「こよみ」はなんのために必要だったのでしょうか?

農作物を作るうえで人々は種まきの時期(季節)を
正確に知る必要がありました。
その季節を知るには太陽の動き(太陽暦)に合わるのが一番正確でしょうが、
太陽の動きを知るのは非常にわかりづらい。
そこで人々は約三十日周期でわかりやすく形を変える
「月の運行」を目安に季節を把握し、農耕に活用したのでした。
これが旧暦(太陰暦)の始まりです。

ただ、ここで問題が。

いまでも閏年ってあるじゃないですか。
今年がそうですが、4年ごとに2月が1日増えるシステム。
いわゆる閏日をもうけるってことなんですが、
太陽暦だと4年に一度、1日プラスするだけで実際の季節との
差を埋めることが出来ます。

一方、旧暦の元となる月の満ち欠けは約三十日周期(正確には29日半)。
これを1年(12ヶ月)に換算すると360日(正確には354日)。
皆さんもご存知のように実際の1年は365日。
その差1年ごとに約5日(正確には11日にもなります)。

そうすると、3年も経てば実際の季節とこよみにかなりのズレが生じます。

で、昔の人はどうしたか?

現在の閏年が閏日をもうけるように、2,3年ごとに1回もうけたそうです。

何を?

閏月を。

2,3年ごとにまるまる1ヵ月増えてしまうのです。

「いや〜今年は大きく季節がズレちゃうねぇ」

「んじゃ、ひと月増やしちゃおっか」

なんて言ってたか知りませんが、まるまるひと月増やしてしまうおおらかさ。
なんかいーなぁ、のんびりしててと思ってしまうのです。

現代社会で1ヵ月増えたらそれこそえらいことです。
その年度の締めもわけがわからなくなり、前年度比○○%UP!
といっても1ヵ月増えてるんだからそりゃそうでしょうと。
年収もその年は1ヵ月分増!うれしいやらややこしいやらこの上なしです。

でも、昔の人々は季節を知るためにこよみを使っていたので
正確な時期を把握できさえすればよかったのでしょう。

ちなみに、いくら昔の人々でもいきなり
「ことし1ヵ月増やしちゃおう!」と決めたわけでなく、
ちゃんと長いスパンで考えてこよみを発表していたようです。

そのような人々を「日知り=聖」と呼んだそうです。

※このお話は全て「旧暦読本」創元社 岡田芳郎著を参考にしたり、
 抜粋したりしてお送りしております。
 この本は非常におもしろいのでご興味ある方はぜひご一読を!

以上!長文をご覧いただきありがとうございます!
次は多分立春くらいにお会いすることになると思います!
Posted by アクアテラス
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[こよみのお話]  thema:季節を感じる - genre:ライフ
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